433「 ガジュ丸の呑酒暦 長月(KN市編)」gajyumaru no donsyugoyomi(第九話後篇 「えむじぇい」)

10.5.fri/2018

「呑酒暦」とは、我輩ガジュ丸の「呑む、読む、観る」三大娯楽キリギリス的人生において、初訪問の呑み屋をめぐる、めくるめく(?)物語、かつその月の特異な出来事の記録であ〜る。
さて九月後半のお店は・・・(再訪率50%以上がOK店)

★「墨丸亭」

9月後半トップの店は、我が「墨丸亭」
正式名称を「書庫珈琲 墨丸亭」(ショコカフェ スミマルテイ)に、10月1日より暫定的OPENと、それぞれ決めたことは既報の通り。

で、プレオープンイベントを開催。
といっても、1月と3月の「呑酒暦」それぞれでお世話になった某大学のM先生、墨丸会員のチャン氏と木村さんグループへの返礼会でもある。加えての参加は、近所に住む我が末っ子の通称せいざぶろうクン。

翌日は秋分の日振替休日となる23日の日曜、午後5時半スタート。
10月1日以降の「墨丸亭」酒の肴は「持ち込み制」としたけれど、予約制ゆえできるものは準備も可と気づいた。その試行で用意したのはかつての墨丸鍋のひとつ「スンドゥブ」。チゲスープに具材の豆腐、生卵に加え、豚バラ、玉ねぎ、しめじ、あさり、白菜、人参、モヤシにナムル。今後採用となれば当地購入材料原価は?の考えもあり。他に冷奴、自家製漬物、サラダ。シメに鍋に麺入れる予定が、我輩酔っ払って忘れてしまってた・・・。

冬場は加えて「湯豆腐」「豆腐鍋」も考えている。もちろん正式オープン後は作るたびに風味変えたかつての墨丸カレー、各種パスタも復活予定。
アルコールはこの夜、安いベルギー缶ビール、日本酒(ねのひ、菊正宗しぼりたて原酒)、麦焼酎(安い「博多の華」)、洋酒各種飲み放題でご用意。けれども差し入れ地酒四合瓶四本、高級おつまみ各種も。

で、すべて食べ尽くし呑み尽くしての終了、午前2時頃だったか。
最後まで呑み語りあったのは我輩とチャン氏の二人。我輩例によって味覚障害ゆえ食進まず、鍋物ひと椀と冷奴食したのみか。それでよくもまぁ呑み続けられたものだ。けれどもさすが翌日、終日ダウン。宿泊のチャンさんグループ見送りに起き上がることさえもできず。ごめんなさい・・・。

お店評価:不可能(照明セッティング及び書庫未整理ゆえ)

★「えむじぇい」

今月の「呑酒暦」対象店は26日水曜訪問の、我が家から徒歩45分かの大矢船中町3-12(0721-62-5701)「居食屋えむじぇい」

この夏、新聞折込広告でこの地での新規開店を知った。嬉しいような悲しいような、ココが我が家から最短距離の呑み屋だ。同行者は前述せいざぶろうクン。
9月末日まで使える千円割引券がチラシに付いていたゆえ、一人2千円もあれば充分だろう。が、我が子には甘いモンスターペアレントの我が妻リ・フジン、我輩に手渡さずせいざぶろうに千円札8枚を。

住宅街にあるその「えむじぇい」に入ったのは19時半頃。
もちろんモンスターペアレントゆえ、リ・フジンのクルマ送迎で。
・・・う〜む、その店内、壁一面に所狭しと洋画ポスター張り巡らしている。60代のご主人、洋画ファン。これは嬉しい同好の士。聞くところによるとそのポスター、ポストカードを拡大コピーしたものとか。なるほどその手があったか。が、我輩ならばカードだけでスッキリまとめたいところ。
店に入って左右に大型テーブル2卓。正面にカウンターあるのだけれど、日ごろ使われていない様子。カウンター派の我輩からすればコレは悲しい、もったいない感。

せいざぶろうクンは仕事帰りで夕食はまだ。我輩は出かけにその日初めての食事を軽く済ませていた。焼き鳥メインで料理注文。せいざぶろうクンは若さゆえ食べ呑みつづけ、我輩はニンニク素揚げのみほどで23時頃まで呑み語りあったか。で、実質8千円ほどの支払い。予算オーバーなれど注文内容からすれば高くはないか?我が懐は傷まなかった・・・。

ご主人と映画のことなど語り合える店ながら、大型テーブルでひとりはちょっと・・・かつ行きはよいよい帰りはコワイの距離がこれまたちょっと以上。再び、翌日、終日ダウン・・・。

再訪率:55%

「ガジュ丸の呑酒暦」 つづく

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